「キムチってダイエットにいいの?」
「キムチの菌ってなに?」
そんな方必見の記事です。
キムチは韓国の発酵食品で、世界5大健康食品にも選ばれている食材です。
今回は、キムチの栄養やダイエット効果について解説します。
キムチとは?
キムチは韓国を代表する漬物で、白菜や大根、キュウリなどの野菜を塩漬けにし、唐辛子・ネギ・ニンニク・生姜など様々な調味料を混ぜて発酵させた塩漬けの発酵食品です。
キムチの由来は3000年前の中国にあり、現在の形になったのは300年ほど前の話だと言われています。
キムチの種類は専門機関の調べによると、原料や調味料等の使い方によって区分され、187種類に上るそうです。
キムチは、韓国では1人1食で110gほど食べると言われているそうで、1日に300gのキムチを食べていることになります。
筆者もキムチは常に冷蔵庫に1kgのストックがあり、毎食で食べるようにしています。
キムチの栄養
キムチの栄養
- 乳酸菌
- ビタミンB群
- ビタミンC
- カプサイシン
乳酸菌
キムチは、発酵の過程で乳酸菌が豊富になります。
植物性のラクトバチルスという乳酸菌で、善玉菌として腸内環境の改善に効果的です。
ヨーグルトなどの乳酸菌よりも胃酸に強い乳酸菌で、腸に生きたまま届きやすいと言われています。
腸内環境が良くなると、腸内で短鎖脂肪酸が作られるようになり、体脂肪をつきにくくしたり、体脂肪を燃焼しやすくなります。
加えて、腸は脳と繋がっていると言われており、腸内環境が整うことはストレス耐性をあげることにも繋がります。
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ビタミンB群
キムチは、発酵の過程でビタミンB群が豊富になります。
ビタミンB群は、ビタミンB1・ビタミンB2などビタミンB8種類のことを指します。
ビタミンBは、糖質・脂質・タンパク質の代謝には欠かすことが出来ません。
エネルギー産生に重要な役割を担っており、エネルギーがしっかり生み出せることで、疲労回復やダイエット効果の働きがあります。
ビタミンC
キムチは、野菜を生のまま漬けるため、ビタミンCも残ります。
ビタミンCは、骨や腱などの結合タンパク質であるコラーゲンの生成に必須の化合物です。
また皮膚のメラニン色素の生成を抑えたり、ストレスやかぜなどの病気に対する抵抗力を強める働きがあります。
抗酸化作用もあり、酸化ストレスで発生するがん・アレルギー・動脈硬化などの老化を防ぐ、重要な働きもあります。
なお、ビタミンCが不足すると、コラーゲンが合成されなくなり、血管がもろくなり出血を起こす壊血病になるため、注意が必要です。
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カプサイシン
キムチは防腐のために、塩よりも唐辛子を多く使って作られています。
唐辛子のカプサイシンには、体脂肪を燃焼する効果があります。
カプサイシンは、交感神経を優位にしやすく、アドレナリンが放出されます。
そのため、朝の副交感神経から交感神経に切り替わるタイミングで、しっかりと摂ることで、血流が良くなり体温も上げることができて1日の良いスタートを切れます。
発酵していないキムチに注意
実はキムチには、発酵していないキムチも存在します。
これまでに上げたキムチの栄養効果は、発酵されているから得られることが出来ます。
しかし、日本のキムチでは、キムチ味の調味料に漬けられた発酵していない浅漬けのキムチが多く販売されています。
そのため、キムチの栄養効果を得るためには、韓国産のキムチや韓国政府認定のアルンちゃんマークがついたもの、発酵の表記があるものを選ぶようにしましょう。
まとめ
まとめ
- キムチは腸内環境の改善に有効
- キムチはダイエット効果や健康に良い発酵食品
- 日本のキムチには発酵していないものがあるため注意
今回は、キムチの栄養やダイエット効果について解説しました。
これまでに解説したダイエット効果や健康への効果は、全て発酵していることが大前提です。
そのため、キムチを選ぶ際には、発酵しているか十分に注意して選ぶようにしましょう。