「ダイエットに効果的な食べ物は?」
「食べたら痩せるものってある?」
そんな方に必見の記事です。
ダイエットサプリを摂り始める前に、日常生活の生活の中で摂り入れられる栄養素があります。
今回は、ダイエット効果抜群の辛い食べ物に含まれるカプサイシンの働きについて解説します。
カプサイシンとは?
カプサイシンは、唐辛子を食べた時に辛さを感じる成分のことです。
カプサイシンは、食品や調味料として使われますが、それ以外にも防虫やお米の腐食防止、また化粧品に活用されることもあり、幅広く活用されています。
カプサイシンの成分は、水には溶けず、油・アルコール・酢には溶けやすく、辛み成分が溶け出します。
そのため、酢を用いたタバスコ、油を用いたラー油などの調味料に活用されています。
カプサイシンのダイエット効果
カプサイシンは、体内で神経受容体と結合することで、血管が拡張し、血流が増えます。
そういったカラダへの刺激を与えるだけでなく、様々な健康効果が確認されています。
カプサイシンの健康効果
脂肪燃焼・体重、血糖、脂質の代謝アップ・疲労回復・血流改善・抗炎症作用・抗酸化作用…etc
カプサイシンの血中中性脂肪への影響
血液中には、中性脂肪が含まれています。
血中の中性脂肪が多い状態が長く続くと、皮下脂肪に蓄積されたり、動脈硬化などの原因になります。
高脂肪食を与えて肥満状態になったラットにおいて、カプサイシンを投与した結果、体重の減少などの効果が認められています。
また、腎臓の周辺に存在する脂肪組織の減少や、中性脂肪を分解する酵素である”脂肪リポタンパク質リパーゼ”の活性化も確認されています。
ただ、ラットへの研究結果のため、ヒトに対しても同様の効果があるとは断言できません。
引用
八木 典子, 野口 聡裕, 岡田 彩, 肥満ラットに対するカプサイシン投与が体重減少とエネルギー消費に及ぼす効果, 日本栄養・食糧学会誌, 2000, 53 巻, 5 号, p. 227-231, 公開日 2009/12/10, Online ISSN 1883-2849, Print ISSN 0287-3516
Kawada, T., Hagihara, K., & Iwai, K. (1986). Effects of capsaicin on lipid metabolism in rats fed a high fat diet. The Journal of Nutrition, 116(7), 1272-1278.
ただし摂り過ぎ注意
カプサイシンは、カラダに刺激を与えて血流を良くし、健康やダイエット効果があります。
しかし、摂り過ぎるとカラダに刺激を与えすぎてしまいます。
カプサイシンを摂り過ぎると粘膜が傷つき、のどや胃腸が荒れてしまうことがあります。
摂れる量には個人差がありますので、無理のない量に抑えるようにしましょう。
辛いのが苦手な人は?
唐辛子・タバスコ・ラー油などの辛い食べ物を食べられないという方には、カプサイシンを摂るのが難しいと思われるかもしれません。
そんな方は、カプサイシンのサプリメントを活用をおすすめします。
他のダイエットサプリメントよりも比較的に安価に手に入りやすく、継続しやすいものが多いためです。
まとめ
まとめ
- カプサイシンは唐辛子の辛み成分
- カプサイシンはダイエットや健康効果がある
- 摂り過ぎには注意、辛い物が苦手な人はサプリで
今回は、ダイエット効果抜群の辛い食べ物に含まれるカプサイシンの働きについて解説しました。
栄養素を知ることで、市販されているダイエット食品がどの成分でダイエット効果を謳っているかが分かります。
必ずしも高価なサプリメントだから痩せるんだと認識しないように気を付けましょう。