「オートミールってカラダにいいの?」
「オートミールは何がいいの?」
そんな方に必見の記事です。
オートミールは全粒穀物で栄養豊富な食材です。
今回は、栄養豊富なオートミールのダイエット効果について解説します。
オートミールとは?
オートミールは、燕麦をひきわり加工したもので、全粒穀物で栄養が豊富です。
食べる際は、お湯や牛乳でふやかして粥状にして食べる食べ物です。
原材料はオートグローツと呼ばれ、加工方法から種類が4種類に分けられ、粒の大きさによって好みも分かれます。
筆者はクイックオーツが一番食べやすく好みですが、たまにロールドオーツで食べ応えを感じています。
オートミールの種類
- スチールカットオーツ(小粒):オートグローツを2~3個のひきわりしたもの
- ロールドオーツ(大粒):オートグローツをローラーで潰したもの
- クイックオーツ(小粒):ロールドオーツを細かく粉砕したもの
- インスタントオーツ(小粒):ロールドオーツを粉砕、加熱・乾燥させたもの
オートミールの栄養
ポイント
- タンパク質が多い(穀類ナンバー1)
- 食物繊維が豊富で、大部分がβグルカン
- マグネシウムや鉄などのミネラル
穀類の中では、1番タンパク質が多いのがオートミールです。
また食物繊維量も豊富で、その内水溶性食物繊維が3分の1・不溶性食物繊維が3分の2という割合になっていて、非常に水溶性食物繊維が豊富です。
水溶性食物繊維は、腸内細菌のエサとなり、善玉菌を増やしてくれて腸内環境を整えてくれます。
オートミールの水溶性食物繊維の大部分はβグルカンで、βグルカンが乳酸菌やビフィズス菌を増やしてくれたり、短鎖脂肪酸の合成に役立ったりと素晴らしい食物繊維が含まれています。
さらに100gを食べると、1日に摂りたいマグネシウム量の3分の1を摂れるほどマグネシウム量が多いです。
その他のミネラルも1日に必要な量の2~3割を100gを食べることで摂ることが出来ます。
オートミールは、大変優秀な炭水化物の1つと言えます。
オートミールの効果
オートミールの効果
- 血糖を下げる
- 腹持ちが良い
- 便秘を改善する
血糖を下げる
オートミールに含まれるβグルカンは、血糖を下げる効果があります。
血糖値のコントロールはダイエットにおいて、とても大切です。
血糖値が乱高下することにより、食欲が刺激されたり、食事で摂った栄養がカラダに吸収されやすくなったりしてしまいます。
オートミールは、血糖を低下させて改善し、糖の代謝能力である耐糖能を向上してくれます。
引用:Exp Clin Endocrinol Diabetes. 2008 Feb;116(2):132-4
腹持ちが良い
オートミールのβグルカンは、胃の中でゲル形成をして、胃の中に留まりやすく血糖値を緩やかに上げてくれます。
その結果、満腹感を高めてくれ、腹持ちが非常に良いです。
加えて、βグルカンは腸管で産生される満腹ホルモンの分泌を促進してくれます。
満腹ホルモンが分泌されることで、カロリー摂取量の減少に繋がり、肥満リスクを低下させたデータが出ています。
引用
Nutr Res. 2009 Oct;29(10):705-9
J Physiool.2009 Jan 15;587(1):19-25
便秘を改善する
オートミールは、便秘を改善する効果があります。
実際にオートミールの外皮の粉であるオート麦ふすまには、高齢者で便秘を改善した効果がデータで出ています。
オートミールは、食物繊維が豊富で、かつ水溶性と不溶性のバランスがとても良いです。
水溶性食物繊維は、腸内細菌のエサとなり善玉菌を増やしてくれ、不溶性の食物繊維は便のカサを増やして便通を良くしてくれます。
オートミールの食物繊維の割合は、水溶性1:不溶性2となっており、1番理想的なバランスになっています。
腸内環境をしっかりと整えていき、便秘を改善してくれることが期待できます。
引用:J Nutr Health Aging. 2010 Mar;14(3):219-23
まとめ
まとめ
- オートミールは全粒穀物で栄養豊富
- 血糖値の安定や腹持ちが良くダイエット効果が高い
- 食物繊維のバランスがよく便秘を解消する効果がある
今回は、栄養豊富なオートミールのダイエット効果について解説しました。
オートミールは全粒穀物では摂りやすく、非常に優秀な食材です。
ダイエットを成功させたいと思っている方の強い味方になるので、ぜひ試してみてください。