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アレがどうしても食べたい!栄養不足のフードクレイビングかも

「チョコレートが無性に食べたい!」
「アイスクリームが食べたくて仕方がない…」
そんな方に必見の記事です。

無性になにかを食べたくなる場合、栄養が不足している可能性があります。
今回は、食べたくなる食材別に摂るべき栄養素、フードクレイビングについて解説します。

なぜ無性に食べたくなるのか

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甘いもの・しょっぱいものなど、無性に食べたいものが出てくる場合、エネルギーや特定の栄養が不足している可能性があります。

しっかりと食事は摂れていても、特定のカラダに欠かせない栄養が不足している場合は、それを得ようとカラダが指令を出します。

この状態をフードクレイビングと言います。

フードクレイビングは、特定の食べ物や特定種類の食べ物を食べたいという我慢できないくらいの強い欲求と定義されており、欧米ではもっともクレイビングを感じる食べ物はチョコレートと言われています。(※1)

一方で、日本人が最もクレイビングを感じる食べ物はご飯(白米)であることが明らかになっている。(※2)

クレイビングを頻発させることは、肥満・摂食障害の原因の1つになり、クレイビングを起こらないようにすることが大切です。

例えば、日本人はご飯が欲しいと感じているのにも関わらず、パンやパスタなど洋食が増えていいて、ご飯を食べていませんよね。

こういったご飯離れが進んでいる状態では、余計にクレイビングをおこしてしまうキッカケになります。

何を必要としているのか。それをしっかりと把握することで、キレ食いやドカ食いなどのクレイビングを防ぐことが可能です。

引用

※1:Rozin et al., 1991; Weingarten & Elston, 1990, 1991

※2:Komatsu, 2008; 小松・友野・青山, 2009

食べ物別必要な栄養素

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食べ物別必要な栄養素

  • チョコレート:マグネシウム
  • 甘いもの(砂糖):糖質・クロム・炭素・リン・硫黄・トリプトファン
  • パンやパスタ等の炭水化物:窒素
  • 脂っこい食べ物:カルシウム
  • しょっぱい食べ物:塩・ケイ素

チョコレート

チョコレートのへの渇望は、マグネシウム不足が原因と考えられています。

ちなみにクレイビングで一番多いのが、チョコレートへの渇望です。

特に女性はマグネシウムと鉄が不足しやすい傾向にあります。

そのため、チョコレートの渇望は女性の方が強く出ることが多いです。

マグネシウム不足には

玄米・全粒粉パン・きなこ・納豆・わかめ・焼きのり・ほうれん草

甘いもの(砂糖)

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甘いものを食べたくなるときはいくつかの原因が考えられます。

まず第一に、糖質を抜きすぎて、エネルギー不足になっていないかです。

エネルギー不足になれば、自然と食欲が増え、手っ取り早くエネルギーにしようと甘いものを欲します。

ただ、砂糖では他の栄養素が不足しており、食べてもうまくエネルギーにはなってくれません。

まずは、しっかりとご飯を食べて、エネルギーは確保をしましょう。

なお、糖質に含まれる炭素が不足していることも原因のため、炭水化物を摂ることは大切です。

あとは、ミネラルのクロム・リン・硫黄、アミノ酸のトリプトファンの不足が原因と考えられます。

ミネラルやアミノ酸を摂るには

お肉・魚・卵・大豆などの主菜
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パンやパスタ等の炭水化物

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パンやパスタなどの炭水化物を食べたくなるのは、窒素不足が原因です。

食事をご飯やパンなどの炭水化物だけで済ませている人は、窒素が不足しやすくなります。

エネルギー源となる糖質と脂質だけを摂っていても、カラダの細胞などを作ることは出来ません。

窒素は、タンパク質源に多く含まれており、主菜をしっかりと摂るようにしましょう。

窒素を摂るには

お肉・魚・卵・大豆などの主菜

脂っこい食べ物

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ポテトチップスなどのジャンクフード、ステーキなどの脂っこい食べ物などを食べたくなるのは、カルシウム不足が原因と考えられます。

日本の土壌は、火山灰地であるため、飲み水や野菜にカルシウム含有量が多くありません。

そもそも生活環境から日本人はカルシウムが不足しやすくなります

カルシウムには、骨や歯を形成する以外にも、筋肉の収縮や神経の興奮抑制に関与して働きます。

そんなカルシウムを吸収するためには、脂溶性ビタミンが必要です。

そのため、脂肪分の多い食品を欲しやすくなりますが、それではカルシウムが摂れないので根本の解決にはなりません。

カルシウムの多い食品をしっかりと摂ることが大切です。

カルシウムを摂るには

乳製品・小魚・大豆・小松菜

しょっぱい食べ物

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しょっぱい食べ物が食べたくなるのは、塩やケイ素の不足が原因と考えられます。

塩やケイ素はカラダに必要なミネラルで、不足するとカラダの機能に支障が出ます。

そのため、ダイレクトに摂るためにしょっぱい食べ物が食べたくなります。

しかし、ミネラルは相互に働くので、どれか1つを多く摂ってもうまく働かないので注意が必要です。

塩を摂るには

ぬちまーす・粟国の塩・オホーツクの塩などの天然塩

ケイ素を摂るには

野菜・イモ類・豆類

まとめ

まとめ

  • 何かを強く食べたくなるのはエネルギー・栄養不足が原因
  • フードクレイビングが1番強いのはチョコレート
  • 基本的にバランスの良い食事をすることで解消できる

今回は、食べたくなる食材別に摂るべき栄養素、フードクレイビングについて解説しました。

ヒトのカラダはうまくできており、足りないものは補おうと働いてくれます。

しかし、それが正しく食事を摂ることには直結しないため、食べるだけ食べても不足した状態が続いてしまいます。

事前に不足した際に何が必要なのかを知っておくことで、適切に対処でき、キレ食いなどのフードクレイビングを防ぐことが出来ます。

ぜひこれらの記事を参考にしてみてください。

小川 滉太

【パーソナルジムSTREAM:代表トレーナー】
業界最大手ジムの勤務経験・都心部No.1セッション数ジムへ勤務経験有
トレーニングを続けていくうちに、自身の体が変わっていく様子やトレーニングそのものが楽しくなり、日常生活が充実していくことを実感。
その経験から、人の体を変化させたい・人生を豊かに導きたいと考え、パーソナルトレーナーへなることを決意した。
【保有資格】
NESTA PFT・BMFA-SPECIALIST・BMFA-Competition Coach認定・JSA-CSTS・JSA-CSTP

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