「パスタみたいな麺類は太る?」
「パスタはカロリー高い」
そんな方に必見の記事です。
パスタなどの麺類は、ダイエット中に向かない印象がありますよね。
今回は、実はパスタがダイエットに向いている理由とおすすめなパスタの種類を解説します。
目次
パスタとは?
パスタは小麦粉と水を練り合わせて作られた食品のことです。
パスタは多くの種類の種類の総称で、スパゲティ・ペンネ・ラザニアなど長さや板状になっているもので、種類が豊富にあります。
よくあるパスタとスパゲティの違いってのは、パスタの一部にスパゲティという種類があるということになります。
パスタがなぜダイエット向きか
まずはパスタを中心とした低GI値の食材と他の炭水化物の高GI値食材を摂るグループを比較した実験では、低GIの食事で消費されるパスタは太ったりすることなく、逆に体重とBMIを下げたことが分かりました。
引用:BMJ Open. 2018 Apr 2;8(3):e019438
パスタがダイエット向きな理由
- 低脂質でタンパク質が豊富な炭水化物
- 食物繊維が多く、GI値が低め
低脂質でタンパク質が豊富な炭水化物
パスタは低脂質の炭水化物です。
加えて、小麦で作られていることから、タンパク質量が炭水化物の中では多い食材です。
タンパク質は食事の満足感にも直結をし、ダイエット中はタンパク質量を毎食しっかりと摂ることが大切です。
なかなか主菜が増やせないという方や外食の際には、タンパク質量が不足しやすくなります。
そういったタイミングでは、タンパク質が摂れるパスタは良い効果を発揮してくれます。
ただ、小麦のタンパク質はアミノ酸スコアが低いため、長期間パスタだけで過ごすことはおすすめ出来ません。
食物繊維が多く、GI値が低め
食物繊維は血糖値の上昇を穏やかにしてくれます。
そのため、野菜から先に食べるベジファーストが推奨されているんです。
食物繊維が食材に含まれていて、ご飯と比べてもGI値が低く、全粒粉を選べば玄米をも凌ぐ低GI値の食材です。
GI値が低く血糖値を急に上昇させないことは、インスリンの分泌を穏やかにしてくれます。
インスリンが大量分泌されて、血糖値が乱高下してしまうと、食欲が乱れたり、血液中の脂質や食べたものが体脂肪になりやすくなったりします。
血糖値を穏やかに上昇させるように、GI値が低いものを選ぶのはダイエットで大事なことです。
パスタを食べる際の注意点
注意
- カルボナーラ・ペペロンチーノなどは選ばない
- パスタの原料を厳選する
カルボナーラ・ペペロンチーノなどは選ばない
パスタは低脂質でタンパク質が豊富な炭水化物ですが、それに合わせるソースが高カロリーでは帳消しになります。
オリーブオイル・チーズ・ベーコン・クリームが多く使われているパスタだと、せっかくのパスタが炭水化物・脂質の両方が多い高カロリーな食べ物になってしまいます。
またこれらの食材は、オメガ6・9の脂質割合がほとんどで、不足しやすいオメガ3は摂ることが出来ません。
高カロリーだけではなく、カラダの中で炎症を起こしやすい点も加味して避けることが無難です。
選ぶなら、トマト・ツナ・きのこなどが使われた和風の醤油ベースのパスタや、あさり・えび・いかなどシーフードが豊富なパスタを選ぶようにしましょう。
パスタの原料を厳選する
パスタには使用される小麦粉の種類がいくつもあります。
パスタに使われる小麦粉
- デュラム小麦
- スペルト小麦
- エンマー小麦
- カムート小麦など
この中でおすすめの種類としては、スペイン小麦・エンマー小麦・カムート小麦などの古代穀物がおすすめです。
一番メジャーに使われているデュラム小麦は柔軟で弾力性が強いグルテンが豊富に含まれています。
小麦で問題と考えられているのがグルテンによる問題です。
スペルト小麦などの古代穀物では、品種改良等があまり行われておらず、実際に小麦アレルギーを発症しにくいと言われています。
(※小麦アレルギーかどうかの判断はお医者さんへご相談ください。)
日本人は80~90%の人がグルテン不耐性の人と言われており、パンやパスタを食べて肌荒れや不調が続くようなら、どのパスタにもグルテンが入っているので基本的に避けるようにしましょう。
まとめ
まとめ
- パスタはGI値が低めでダイエット向き
- パスタを食べるときは和風醤油・トマトベース
- 小麦で体調悪くなる場合はどのパスタも控える
今回は、実はパスタがダイエットに向いている理由とおすすめなパスタの種類を解説しました。
パスタは麺類だから太るといった印象があるかもしれませんが、かかっているソースのカロリーに気を付ければ、しっかりとダイエット食として活用できます。
ダイエット中に麺類が食べたいという人は摂り入れてみてください。