「とにかく疲れがとれない…」
「朝起きるのが辛い」
そんな方必見の記事です。
疲れが取れなかったり、コーヒーやチョコレートが手放せない人は副腎疲労かもしれません。
今回は、副腎疲労とは何か・副腎疲労を改善させる方法について解説します。
副腎疲労とは?
副腎疲労は、慢性的なストレスや炎症によって、内臓の副腎が疲労してしまい、働きが低下してしまうことを言います。
副腎はホルモンの製造工場で、副腎の働きが低下すると、ホルモン分泌量が少なくなってしまいます。
ホルモンはヒトのカラダを支える重要なもので、ホルモンの分泌量が低下すると、様々な悪影響が出てしまいます。
アメリカでは数百万人が抱えていると言われており、勤勉な日本人はさらに副腎疲労を抱えている人が多いと考えられます。
副腎疲労の悪影響
副腎疲労になると、コルチゾールの分泌が多くなり、文字通り副腎が疲労して、働きが鈍くなります。
その結果、コルチゾールが分泌されなくなり、分泌量が低下した結果、以下のような悪影響が出ます。
副腎疲労の悪影響
- 免疫低下
- アレルギー発症
- 不眠・朝起きれない
- 低血糖症
- 感情の起伏
- 記憶障害
また、アルドステロンという体液調整やミネラル補正のホルモンが分泌されなくなり、ナトリウムがカラダから排出され、しょっぱいものが欲しくなります。
さらに、性ホルモンも作られなくなり、性欲減退などの症状が出ます。
副腎疲労の症状
副腎疲労の症状
- とにかく疲れが取れない
- 朝起きるのがつらい
- 夕方から元気になってくる
- 甘いものや塩辛いものを好む
- コーヒーやチョコレートがないとやる気が出ない
- 急にキレる
- 鬱っぽい
- 集中力がない
- どちらかというと低血圧
- 日常生活においてやる気がない
- 性欲があまり無い
- PMSがおきやすい(月経前症候群)
- 熟睡できていない
- アレルギー症状が出やすい
症状は多岐にわたります。
複数当てはまる方は、副腎疲労を疑ってみたほうがよいです。
また副腎疲労でコルチゾールの分泌が低下すると、血糖値が低くなりやすく、コーヒー・チョコレート・甘いものを無性に欲するようになります。
しかし、コーヒーのカフェインや甘いものの砂糖、アルコールなどを摂ると副腎を刺激してしまって、さらに悪化する悪循環が起こってしまいます。
副腎疲労のときに避けたい食べ物
避けたい食べ物
- ラーメン・うどん・白米・パスタ
- 乳製品
- 砂糖・清涼飲料水
- コーヒーやお酒
- ジャンクフード
上記の画像にあるような食材は全て控えるようにしましょう。
無性に食べたくなりますが、これらを摂っていては副腎疲労は改善していきません。
基本的には、炭水化物は白よりも茶色を意識して、玄米・全粒穀物・さつまいもなどの精製されていない炭水化物を選ぶようにしましょう。
副腎疲労になりやすい人
特になりやすいタイプ
- 家庭環境が悪い
- 生真面目で責任感が強い
- プレッシャーに弱い
- 完璧主義
- 我慢してしまう
- 頑張りすぎてしまう
- 競争心・向上心が強い
- 考えすぎてしまう
こういった人は特に副腎疲労になりやすいタイプです。
非常にストレスを受けやすいため、慢性的なストレスを抱えやすく、副腎疲労になりやすくなります。
副腎疲労を改善させる方法
副腎疲労の場合、炭水化物を摂り入れて食事量をしっかりと増やしましょう。
3食食べることはもちろん、軽食などの間食を加えて、4~5食へ増やせると良いです。
+摂りたい栄養素
- 副腎エキス(サプリメント)
- ビタミンC
- ビタミンB群
- マグネシウム・亜鉛
- 自然塩
- ハーブ・野菜
- タンパク質
- オメガ3脂肪酸
これらの栄養素は、副腎にとって必要不可欠な栄養素です。
副腎が喜ぶ栄養素を摂りながら、食事量を増やしましょう。
まとめ
まとめ
- 副腎疲労は多くの人が知らずのうちになっている
- 副腎疲労はストレスの緩和が非常に大事
- コーヒーや甘いものではなく、低GIの炭水化物をしっかり摂る
今回は、副腎疲労とは何か・副腎疲労を改善させる方法について解説しました。
副腎疲労は、うつ病とも間違われやすく、適切な対処が出来ない場合もある症状です。
まずは、何としてもストレスの原因を取り除き、しっかりと食事を摂りましょう。
直ぐに改善するものではないので、根気よく続けていくことが非常に大切です。