「食べる時間ってダイエットに関係ある?」
「夜に食べると太る?」
そんな方に必見の記事です。
夜にご飯を食べると太るからとご飯を抜いている人はいませんか?
今回は、食べる時間とダイエットの関係にまつわる時間栄養学について解説します。
時間栄養学とは?
時間栄養学とは、ヒトの体内時計を考慮に入れた栄養学のことをいいます。
ヒトの体内時計は約24.5時間とされており、一定のリズムを刻んで、コントロールする仕組みを持っています。
いつ・なにを・どのように食べるか考えることは、ダイエットだけでなく、健康面でも重要です。
体内時計のリセット
体内時計は約24.5時間ですが、1日の時間は24時間です。
そのため、体内時計はリセットをしないとズレが生じてしまいます。
体内時計がズレてしまうと、内臓などの働きを阻害してしまい、肥満・生活習慣病・がん・うつなどを引き起こします。
体内時計をリセットするには朝食を摂ることが大切です。
朝食を摂ることで、消化酵素やホルモンが分泌されていき、腸も活動的になり、体内時計がリセットされます。
食べる時間とダイエットの関係
先述したように、体内時計がズレることは、太る原因にもなります。
食べる時間を決めて体内時計を整えることで、ダイエットはスムーズに進めやすくなります。
そのために、食事で大切なポイントは以下になります。
ポイント
- 朝・昼をしっかりと食べて、活動的に動く
- 夜の食事は低脂質にする
- 絶食時間を作る
朝・昼をしっかりと食べて、活動的に動く
本来ヒトのカラダは、日中に活動的に動くために効率良くエネルギーを生み出します。
日中にカラダをしっかりと動かし、夜は休息モードになり、エネルギーを蓄えます。
そのリズムに合わせて、日中に食事量を集めてエネルギー源を摂り、夜は食事を適量にして休ませる時間を作ることが大事です。
夜の食事は低脂質にする
夜の休息モードを作るためには、夜の食事は低脂質にすることが大切です。
脂質は消化するのに4~5時間の時間がかかります。
内臓が働いている状態で、就寝をすると睡眠の質の低下に繋がり、体内時計が整わなくなります。
またそれだけではなく、時計遺伝子で体内時計の調整機能をもつBMAL1(ビーマルワン)というタンパク質があります。
BMAL1は、脂肪の合成や分解を促進し、21時頃から増え始めて2時に増殖のピークを迎えます。
体内時計のBMAL1が多く分泌されているときは、脂質を体脂肪に合成しやすくなります。
夜の食事では、炭水化物が脂肪に変わりやすいことはなく、脂質が体脂肪に変わりやすいとのデータが出ています。
絶食時間を作る
朝起きて太陽光を浴び、朝食を食べることで体内時計は整います。
しかし、リセット効果を最大限に引き出すためには十分な絶食時間を作ることも大切です。
夕食から朝食まで、およそ12時間の絶食時間をつくると太りにくく、睡眠の質が向上するとの報告があります。
例えば、朝食を7時に摂るのであれば、夕食は19時までに食べましょう。
ただ、仕事の都合上難しい場合は、可能な限り時間を延ばすように意識しましょう。
まとめ
まとめ
- 食べる時間を意識することはダイエット・健康に重要
- 食事量は日中に集めて、夜は控えめにする
- 夜は低脂質で、早い時間に夕食を済ませる
今回は、食べる時間とダイエットの関係にまつわる時間栄養学について解説しました。
ダイエットをするにあたって、食事の時間は非常に大切になります。
食事時間を整えて、ダイエットをよりスムーズに進めていきましょう。