「韓国料理に行くんだけどダイエットメニューは?」
「韓国料理はダイエット向き?」
そんな方に必見の記事です。
筆者も韓国料理が大好きですが、皆さんはお好きですか?
今回は、韓国料理でのダイエットメニューや料理の背景を解説します。
韓国料理の歴史
韓国料理では、薬食同源という考え方があります。
栄養のバランスがとれたカラダに良い食事を薬にたとえ、良い食事(薬)を摂り続けることで病気を防ぐという考え方です。
日本も同様に医食同源という考え方を持っています。
また韓国料理では、食べ物は5つの味と色をそろえる五味・五色の考え方も大事にされています。
5つの味は塩味・甘味・酸味・辛味・苦味で、5つの色は赤・白・黄・緑・黒です。
さらには中国の漢方からくる韓方という伝統医学もあり、それに基づいて薬膳料理も食べられています。
韓国料理の基本的な考え方としては、健康的な料理であることがベースになります。
ニンニクが代表的な食材
韓国の誕生にまつわる話に、檀君(タングン)神話があります。
ある日、天で暮らしていた王子が、人間界を治めるために地上に降りてきました。
そのときに出会った虎と熊が人間になりたいと訴えたので、王子がひと握りのヨモギと20個のニンニクを与え、「これを食べて洞窟の中だけで100日間過ごすことができたら、人間にする」と申し伝えました。
しかし、虎は耐えきれずに洞窟から逃げ出してしまい、熊は修行を全うして美女になり、王子と結婚しました。そして、二人の間に生まれたのが壇君です。
檀君は架空の人物を言われていますが、神話に登場するニンニクが韓食の代表的な食材であり象徴的です。
韓国料理の特徴
韓国料理で特徴的なのは、発酵食品が非常に多いことです。
発酵食品が多くなったのは、韓国での厳しい冬に備えて食べ物を保存する必要があったためです。
カンジャン(醬油)・テンジャン(味噌)・コチュジャンなどの調味料や、キムチ・マッコリなどの発酵食品が多く存在します。
さらに韓国料理のイメージは辛い食べ物ということがあげられます。
一般的には、日本から唐辛子が韓国に伝わった18世紀中頃に、これまで薄味だったキムチに唐辛子粉を使用したことから、辛い食べ物を食べるようになったと言われています。
唐辛子のカプサイシンは体脂肪を燃焼しやすくし、厳しい寒さの冬でもカラダを温めてくれます。
加えて辛い物には、ストレス解消する効果もあることから広く広まったと言われています。
ごま油が多い理由
韓国料理では、ごま油を多く使います。
それには理由があります。
韓国では、三国時代に仏教が伝来し、肉食が制限されました。
穀物や野菜中心の食生活になり、偏った栄養バランスの補うためにごまやごま油が重宝され、多く使われるようになったと言われています。
その結果、韓国料理のナムル・ビビンバ・韓国のり・チュモッパッ・焼肉など、韓国料理には欠かすことが出来ない調味料としてごま油が多く使われています。
韓国料理のダイエットメニュー
韓国料理では、豚肉やごま油を用いた料理が多く、それらが含まれていると自ずと高脂質の高カロリーになってしまいます。
しかし、長時間煮込む調理法のタン・チゲを代表とする鍋や、蒸したり茹でたりするチム・チョリムなどの食文化があります。
その他、主食は日本と同じ米であったり鶏肉を使った料理も多いため、調理方法を考慮すれば、低カロリーに食事を進めることが出来ます。
韓国料理のダイエットメニュー
- 主食(炭水化物):アワビ粥・冷麺・チャンチグクス・ポリパッ
- 主菜(タンパク質):スンドゥブ・サムゲタン(皮無)・タッカンマリ・イイダコ
- その他:キムチ・ナムル・チャンジャ
基本的に豚肉や粉物を避けた食事内容にすれば、低カロリーに収まります。
まとめ
まとめ
- 韓国料理はニンニク・発酵食品・ごま油が特徴的
- 豚肉やごま油を使った韓国料理は高カロリー
- 韓国料理では、蒸し茹で(チム・チョリム)・鍋(タン・チゲ)を選ぼう
今回は、韓国料理でのダイエットメニューや料理の背景を解説しました。
筆者も韓国料理が大好きで、オフ期間にはよく食べに行きます。
そんなときは楽しみ、締める時期は締めた食事内容を心がけましょう。