「お酒を飲むと太る?」
「ダイエット中もお酒を飲みたい」
そんな方必見の記事です。
お酒が好きな人にとって、ダイエット中は全くお酒を飲まないというのは難しいですよね。
何より自分自身お酒が好きなので、痛いほど気持ちがわかります。
ダイエット中でも飲み方に注意すればお酒は飲めます!
今回は、ダイエット中のお酒の飲み方について解説します!
目次
お酒自体のカロリーは?
アルコールには1g7kcalのカロリーがあります。
糖質・タンパク質が4kcal、脂質が9kcalということから、カロリーとしては高めです。
またビールや日本酒などには糖質があり、アルコール以外にも別にカロリーが含まれています。
お酒は太らないと聞いたけど、なぜ?
アルコールは代謝がとてもしやすく、体の中で優先的に消費されることからエンプティカロリーと呼ばれています。
よくお酒だけ飲むのであれば太らないと言われているのもここからきています。
実際に、アルコールは運動のエネルギーにも利用され、体内で燃焼します。
ただ、エンプティカロリーにも注意点があり、太らない訳ではありません。
こちらは後ほど詳しく解説します。
ダイエット中のお酒
お酒は昔から「百薬の長」と呼ばれ、適度の飲酒は健康保持増進のために効果的と言われています。
最近の研究によれば、全死亡率を飲酒量に対してグラフにしてみると典型的なJカーブを描きます。
これはお酒を適度に飲む人は、全く飲まない人・大量に飲む人に比べて死亡率が最も低いことを意味しています。
ここでは、ダイエット中にお酒を飲むことのメリットとデメリットについて詳しく解説します。
ダイエット中のお酒のメリット
メリット
- ストレスの緩和
- 血行促進
- コミュニケーションツール
ストレスの緩和
アルコールには、脳の興奮を抑える神経伝達物質であるGABA受容体を活性化し、リラックス効果をもたらします。
ほろ酔い程度の飲酒であれば、リラックスすることができ、ストレスの軽減に繋がります。
ストレスはダイエット中の天敵です。
ダイエット中に禁酒して、ストレスが過度にたまるようであれば、適量を飲むほうが良いです。
血行促進
アルコールは血管を拡張することで、血流をよくしてくれます。
血流が良くなることで、体が温まり疲労回復にも繋がります。
コミュニケーションツール
歓迎会や冠婚葬祭の場でも用いられるように、美味しい食事とお酒はコミュニケーションを円滑にしてくれます。
親睦を深めるためにも、お酒は一役買ってくれます。
ダイエット中のお酒のデメリット
デメリット
- 食べすぎてしまう
- 肝臓に負担がかかる
- 睡眠の質が下がる
食べすぎてしまう
アルコールは、満腹中枢が麻痺してしまいます。
加えて、胃酸の分泌が促されるため、食欲が増進されます。
リミッターが外れてしまうので、食べすぎてしまいがちです。
締めのラーメンなど、普段よりも多く食べてしまうのは、アルコールの作用が原因です。
肝臓に負担がかかる
肝臓は、寝ているだけでも消費するカロリーである基礎代謝の27%を占めています。
糖質やタンパク質、脂質などのエネルギー源の代謝を行う大切な内臓です。
さらには、腸から吸収されたビタミンや鉄などを貯蔵していて、必要に応じて体内に送り出してくれます。
アルコールは肝臓で分解され、解毒されて身体の外へ出ていきます。
ビール500ml1本・ワイングラス2杯を分解するためには4〜5時間かかります。
毎日お酒を飲むことで、肝臓に仕事を増やしてしまい、オーバーワークに繋がってしまいます。
睡眠の質が下がる
アルコールは入眠作用があるので、お酒を飲むと眠くなります。
しかし、アルコールの入眠作用は3時間ほどで切れてしまい、アルコールを分解するときにできるアセトアルデヒドの覚醒作用によって、浅い眠りが増えてしまいます。
お酒を飲むことで、深い眠りがしにくくなり、寝ている途中で目が覚めたり、早朝に起きたりと睡眠の質が下がってしまいます。
睡眠の質が下がることは、身体が休まらず疲労が溜まってしまう原因になります。
お酒を飲んで太る理由
アルコールは1g7kcalありますが、身体の中で優先的に代謝されやすいエンプティカロリーです。
代謝されやすいカロリーですが、お酒を飲みすぎると太ります。
なぜお酒を飲むと太ってしまうのか、理由は大きく2つあります。
糖質や脂質が使われない
アルコールは身体の中で優先的に消費されます。
お酒を飲んだ前後で食べた食事で、糖質や脂質といった主要なエネルギー源を摂っていると、そのエネルギー源が使われていきません。
その結果、身体の中ではエネルギーが余ってしまうので、脂肪として蓄えやすくなってしまいます。
アルコールがそのまま脂肪として蓄えられるよりかは、エネルギーが余ってしまうのが太る原因になります。
お酒のおつまみで食べすぎてしまう
お酒を飲むことで、満腹中枢が麻痺してしまいます。
お酒が進むごとに、どんどん食欲が増してしまうのは、主にこのためです。
さらには、お酒のおつまみは唐揚げなどの揚げ物や肉料理など、お酒が進む脂っこい食事が多く、カロリーも摂りすぎになりがちです。
追い打ちをかけるように、締めのラーメンやデザートでカロリーは摂りすぎになってしまいます。
このような食べ過ぎが太る原因になります。
ダイエット中のお酒の飲み方
飲み方
- 飲む前にプロテインを飲んでおく
- お酒の種類は蒸留酒
- おつまみはヘルシーなもの
飲む前にプロテインを飲んでおく
お酒を飲むからと日中の摂取カロリーを抑えておこうとすると、飲んでいる時に食欲が爆発してしまう可能性が高くなります。
そのため、飲み会などお酒を飲むタイミングの前にプロテインを飲むようにしましょう。
そうすることで、お腹がある程度満たされた状態になります。
この状態からお酒を飲み進めることが出来ると、普段よりも飲む量や食べる量を抑えられます。
またお酒1杯につき、コップ1杯のお水を頼むことも飲み過ぎ食べ過ぎ防止に有効です。
お酒の種類は蒸留酒
食べ物だけでなく、お酒自体の摂取カロリーも抑えましょう。
そのためには、ウイスキー・焼酎・泡盛・ジンなどの蒸留酒を選び、割り物は甘いジュースを避けましょう。
蒸留酒は度数が高いものが多いので、飲み過ぎには注意です。
おつまみはヘルシーなもの
食べ物もヘルシーなものを選択しましょう。
満足感も得るために、高タンパク・低脂質・低糖質の食材をメインに選ぶのが重要です。
高タンパクでヘルシーなおつまみ
- 焼き鳥(ささみ、胸肉、なんこつ、レバー)
- お刺身(マグロ、カツオ、タイ、貝類)
- 乾き物(ビーフジャーキー、スルメ、明太子)
- サラダ(葉物野菜、きゅうり)
食べ物選びで失敗しないためには、外食の場合はお店選びが大切です。
洋食・中華などお店選びを誤ってしまうと、食べられるメニューが一気になくなってしまうので、事前に根回しやリサーチをしましょう!
まとめ
まとめ
- ダイエット中も適度なお酒はOK
- ダイエット中にお酒を飲む場合は、飲み方が大切
- お酒はエンプティカロリーで代謝しやすいが、結果的に太りやすい
今回はダイエット中のお酒の飲み方についてご解説しました。
お酒が大好きな方やお付き合いがある方は、太らないための飲み方を押さえましょう。
我慢のしすぎでストレスが溜まるよりかは、適度にお酒を飲むこともダイエットがうまくいくポイントです!