「脂肪燃焼に良いものを知りたい!」
「効率よくダイエットするにはどうしたらいい?」
そんな方に必見の記事です。
体脂肪が燃焼されるまでには、様々な栄養素が必要です。
今回は、脂肪燃焼をしてくれるカルニチンについて解説します。
カルニチンとは?
カルニチンは、エネルギー産生において欠かすことが出来ない役割を担っています。
体内に蓄えられている中性脂肪は、ホルモンによって、グリセロールと脂肪酸の2つに分解されます。
カルニチンは、分解された脂肪酸をエネルギー生産工場のミトコンドリアへ運び、燃焼することでエネルギーを作ります。
このようにして、カルニチンがあることで体脂肪が燃焼されます。
なお、カルニチンは、L-カルニチン・アセチル-L-カルニチン、プロピオニル-L-カルニチンなどの多くある物質の総称です。
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カルニチンが無いとどうなるか
カルニチンが無いと、カルニチン欠乏症という症状が起こります。
カルニチン欠乏症は、多数の疾患を引き起こし、意識障害・けいれん・嘔吐・心機能低下および突然死など、大変危険な症状が発生します。
カルニチンが無いことでエネルギーが作れないことは、カラダにとって非常に危険な状態です。
またカルニチンはカラダの中で、合成することは出来ますが、20歳を境に体内で減少されていきます。
そのため、カルニチンを食事からしっかりと摂取し、万が一足りない際はサプリメントからの摂取をすることが必要です。
カルニチン欠乏症の原因
カルニチン欠乏症の原因としては、以下のものがあります。
カルニチン欠乏症の原因
- 食事の栄養不足(偏った食事・タンパク質不足)
- ケトーシスがある場合または脂肪の分解需要が高い場合のカルニチン必要量の増加
- 重度の肝疾患によるカルニチンの体内合成減少
- 下痢・利尿・血液透析によるカルニチンの過剰喪失 など
疾患が原因でカルニチン欠乏症になることもありますが、適切な食事が摂れていないこともカルニチンが不足する大きな原因になります。
カルニチンが多い食材
体脂肪を燃焼するのに欠かせないカルニチンが含まれている食材は、赤身の肉類や乳製品に多く含まれています。
一方で、野菜類にはほとんど含まれていません。
100g辺りのカルニチンが多い食品が以下になります。
カルニチンが多い食品
- 羊肉:167.8mg
- 鶏レバー:94mg
- 牛肉:76mg
- ハム・ソーセージ:28.7mg
- 豚肉:21mg
- 豆類:5.7mg
- チェダーチーズ:3.5mg
- 牛乳:2.6mg
- 野菜類:0.2mg
出展:Demarquoy J.et al.(2004) Food Chem;86 (1):137-142
※AAプロジェクト 「医療従事者用資料」より
こういった食品を多く摂ることで、カルニチンを最大限に活かした体脂肪燃焼を行うことが出来ます。
脂質の摂り過ぎに注意
カルニチンを多く含む食材は、赤身肉や乳製品です。
しかし、カルニチンが多いからと、羊肉や牛肉を多く食べていると脂質の量が大量に摂ってしまうことになります。
そうなると体脂肪を燃焼するよりも、脂質を多く摂ったことによるカロリーオーバーで、体脂肪が蓄積されてしまうことにもなりかねません。
そのため、脂質の量を気にしている方は、余分なカロリーを摂らずに済むサプリメントを活用しましょう。
まとめ
まとめ
- カルニチンは体脂肪を燃焼するために必要不可欠
- カルニチンが多い食材は赤身肉(1番は羊肉)
- 脂質の量に気を付けるならサプリメント
今回は、脂肪燃焼をしてくれるカルニチンについて解説しました。
カラダの中では、様々な栄養素が連動して栄養を代謝しています。
カルニチンが無いということで体脂肪が燃焼されにくい状況にもなるので、摂っておくべき栄養素は不足しないように食事を整えましょう。