「きのこって体にいいの?」
「きのこはカロリーが無いから栄養がない?」
そんな方に必見の記事です。
きのこは低カロリーなのに栄養が豊富な食材で、健康・ダイエットに効果的です。
今回は、きのこの栄養や健康・ダイエット効果について解説します。
目次
きのことは
きのこは、植物でいう果実や花に相当する部分です。
きのこは、菌糸によって出来ており、微生物の真菌類がつくる糸状の菌糸が集まって固まりになったものです。
きのこを作っているのは、子嚢(しのう)菌類と担子(たんし)菌類をいう大きく2つのグループに分けられます。
これらは胞子の作り方が異なります。
子嚢菌類のきのこ
トリュフ・アミガサタケなど
担子菌類のきのこ
マツタケ・シイタケ・ブナシメジ・ヒラタケなど
きのこの効果
きのこの効果
- 食物繊維で腸内環境を整える
- ビタミン・ミネラルが豊富
- 健康に良い成分を含む
食物繊維で腸内環境を整える
きのこは、食物繊維を豊富に含んでいます。
食物繊維は、水に溶けて腸内細菌のエサとなる水溶性食物繊維と便のカサを増やして腸の動きを促進する不溶性食物繊維の2種類があります。
きのこの種類によって、この食物繊維の割合が異なります。
水溶性食物繊維が多いきのこTOP5
- なめこ
- しいたけ・あらげきくらげ
- しいたけ
- えのきたけ
- まいたけ
不溶性食物繊維が多いきのこTOP5
- しいたけ(原木栽培)
- あらげきくらげ
- まつたけ
- しいたけ(菌床栽培)
- くろあわびたけ
これらの2種類の食物繊維をバランスよく摂ることで、腸内環境を整えることが出来ます。
腸内環境を整えることは、ダイエットに効果的なだけでなく、免疫力・ストレス耐性をあげるなど健康効果も期待できます。
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ビタミン・ミネラルが豊富
きのこには、ビタミンDやビタミンB1・2などのビタミン、カリウム・カルシウム・鉄などのミネラルを多く含んでいます。
きのこの種類によっても、ビタミン・ミネラルの量に差はありますが、満遍なくミネラルを摂るならマッシュルームやヒラタケがおすすめです。
個人的なおすすめは、むくみなどの解消に繋がるカリウムを多く含み、その他ビタミンも程よく含んで、尚且つ手に入れやすいブナシメジがおすすめです。
現代人は、精製された糖質や砂糖などを多く摂ることからビタミン・ミネラルが非常に不足しやすいです。
ビタミン・ミネラルは、エネルギー産生栄養素ではありませんが、カラダの機能にとって非常に重要な補酵素のため、積極的に摂るようにしましょう。
ビタミン・ミネラルの不足は、チョコレートを食べたくなるなどのフードクレイビングを起こしやすくなります。
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健康に良い成分を含む
きのこには独特の薬効性があるものがあり、栄養成分表示には乗らない健康に良い栄養素が含まれています。
まずマイタケですが、マイタケだけに含まれるMDフラクション・MXフラクションについてご紹介します。
マイタケのMDフラクションは、免疫細胞を活性化し、強い抗がん作用があります。
また免疫を活性化することからインフルエンザの感染を抑制する効果も見られています。
マイタケのMXフラクションは、インスリンの感受性を良くしたり、内臓脂肪の減少、高血圧の改善などの効果が期待できます。
これら2種類の栄養素は水溶性のため、マイタケを食べるときは鍋にして食べるのがベストな摂り方です。
続いてしいたけにだけ含まれる特有の成分エリタデニンをご紹介します。
昔からしいだけは不老長寿の薬と言われており、漢方の原料としても利用されてきた歴史があります。
エリタデニンという栄養は、他のきのこ類にはなく、しいだけだけの特有な成分です。
エリタデニンには、コレステロール除去や血圧降下作用があります。
高血圧や動脈硬化の予防に強い効果が期待でき、現代病に悩まれている方には、ぜひ摂っていただきたい栄養の1つです。
まとめ
まとめ
- きのこはダイエットや健康効果が非常に高い
- 解決したい悩みに合わせてきのこを選ぶ
- ぶなしめじ・まいたけ・しいたけの3種類が特におすすめ
今回は、きのこの栄養や健康・ダイエット効果について解説しました。
きのこ類が低カロリーだから、何も栄養を含んでいないと思っていらっしゃった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
きのこには、栄養成分表には表示されない栄養が豊富に秘められています。
苦手でない限りは、きのこ類は積極的に摂ることがおすすめです。