「甘いものが辞められない」
「常にそばにお菓子を置かないと落ち着かない」
そんな方必見の記事です。
今回は、甘いもの欲が抑えられない砂糖依存症の治し方について解説します。
砂糖依存を抜け出して、健康的な生活を手に入れましょう。
砂糖依存症の症状チェック
砂糖依存症の症状
- 甘いものを食べないと落ち着かない
- 甘いものを食べないとイライラする
- 甘いものが食べたくなる
- 常に持ち歩き、ことあるごとに甘いものを食べる
- 甘いものを食べるとスッキリする
上記に当てはまる方はいらっしゃいませんか。
加えて、頭痛がする・集中力がない・手足が冷えるなどの症状が出やすくなる場合があります。
これらは、低血糖や糖の消費に使われるビタミンB1が不足してしまうことで、起こる症状です。
もし当てはまるようでしたら、砂糖への依存度が高いと考えられます。
デスクの引き出しを開けたらお菓子が常備されていたり、家に常にお菓子がストックされていたりと、常に手の届くところにお菓子があるとこの状態が起こりやすくなります。
過剰摂取には気を付ける必要があります。
砂糖依存の原因
砂糖依存の原因
- 摂取カロリー不足
- ミネラル不足
- ストレス
- 低血糖
摂取カロリー不足
ダイエットなどで摂取カロリーが少ない状態だと、カラダはカロリーを欲します。
特に流行りの低糖質などで主食のご飯を抜いている状態だと、血糖値が低い状態になっています。
糖質は、脳やカラダを動かすために必要なエネルギー源です。
血糖値が低い際、糖質をすぐに補給したいと脳から指令が出るため、甘いものに走ってしまうことがあります。
ミネラル不足
鉄分やマグネシウムなどのミネラルが足りていないと、エネルギーがうまく作り出せない状況になります。
エネルギーがうまく作り出せないと、たくさん食べたとしてもエネルギーが不足したままになってしまいます。
特に女性は鉄が不足しやすく、鉄欠乏になってしまい、エネルギー不足に陥りやすいため注意が必要です。
またマグネシウム欠乏症の場合、チョコレートを食べることで一時的に精神的な不安を解消することが出来てしまうため、チョコレートが無性に食べたくなってしまう症状が現れます。
ストレス
不安やイライラ、緊張などのストレスを感じると、甘いものが食べたくなるという人も多いと思います。
それは砂糖がストレスを和らげる作用があるためです。
例えば、砂糖の摂取はセロトニン生成物質の吸収を促進するとされています。
また、砂糖を摂ると脳の快楽物質であるドーパミンが分泌されます。
これらのことから、ストレス解消として甘いものを食べるのは理にかなっています。
ただ、同時に甘いものがまた辞められなかった・食べすぎたとストレスに感じてしまい、負のスパイラルに入りやすくなってしまいます。
低血糖
低血糖とは、血糖値が下がりすぎてしまった状態のことを言います。
血糖値が下がってくると、脳はエネルギー不足と感じて甘いものが食べたくなってしまいます。
食事をすると血糖値が上昇し、上昇した血糖値を下げようとインスリン分泌され、血糖値が下がってきます。
高GI値の食べ物であるほど血糖値が乱高下しやすく、3食しっかり食べていても、もっと食べたくなってしまいます。
また、血糖値を上げるホルモンが働いていない場合でも、血糖値が下がってしまい低血糖の症状が出る場合があります。
その際、ホルモンが働かずに血糖値がうまく上げられないため、お菓子などをダラダラ食べてしまうようになってしまいます。
砂糖依存症の治し方
砂糖依存症の治し方
- 低GI値でエネルギーをしっかり摂る
- ビタミン・ミネラルを摂る
- 腸内環境を整える
低GI値でエネルギーをしっかり摂る
まず第一に主食となるご飯やパンなどを食べて、糖質をカラダに蓄えられていないとエネルギー不足になります。
血糖値が低いエネルギーが足りていない状態では、すぐに使えるエネルギーとして甘いものを欲してしまうのは至極当然です。
そのため、まずは主食を抜いているようなら主食を摂るようにしましょう。
ただ、そこで高GI値の食材を中心にすると、血糖値の乱高下するリスクがあります。
血糖値が急上昇すれば、その分血糖値は急に下がってしまいます。
それにより、血糖値が下がってきたときに、無性に甘いものを食べたくなってしまいます。
血糖値が乱高下しないよう、玄米や雑穀米・ライ麦パンなどの低GI値の炭水化物を中心に摂るようにしましょう。
ビタミン・ミネラルを摂る
カラダの中でエネルギーを生み出す補酵素が足りていないと、たくさん食事を摂ってもカラダはエネルギー不足を感じてしまいます。
エネルギーを生産する回路で、ビタミンB1や鉄、マグネシウムなど様々な補酵素が欠かせません。
どれかが欠けていると、エネルギーがカラダで生み出せずに、血糖値が下がった状態になっていってしまいます。
野菜や果物を積極的に摂るようにしたり、難しい人はマルチビタミン&ミネラルを摂ったりするようにしましょう。
1日に必要なビタミンやミネラルの量を確保するのは非常に大変なので、サプリメントに頼るのも1つの手段です。
腸内環境を整える
腸内環境を整えることは、血糖値のコントロールをするために非常に重要です。
腸内環境が荒れてしまうと、血糖値のコントロールがうまくいかず、血糖値が乱高下してしまいます。
結果、血糖値が下がった状態で、甘いものを欲してしまいます。
腸内環境を整えるには、カラダに入ってくる食事を綺麗にすることと、睡眠をしっかりと摂ることが必要です。
和食を中心に食事を組み立て、睡眠時間を8時間を目標に確保するようにしましょう。
また実は睡眠不足によって、血糖値の乱高下が起こる可能性があるので、睡眠を確保しましょう。
まとめ
まとめ
- 甘いものが辞められない人は砂糖依存症の可能性がある
- 低GIの主食・ビタミン・ミネラルをしっかりと摂る
- 甘いもの以外のストレス発散をし、8時間寝る
今回は、甘いもの欲が抑えられない砂糖依存症の治し方について解説しました。
今日では、欧米食が普及をしてきておりますが、日本人に合うのは和食です。
和食を中心にしっかりとエネルギー源を確保して、健康的な食事を進めて、甘いもの依存を抜け出しましょう。