「甘いものを食べてしまう」
「甘いものが辞められない」
そんな方に必見の記事です。
白砂糖は精製されたもので、ミネラルがほぼゼロで美味しく出来ています。
今回は、砂糖の摂りすぎによって起こること・砂糖を辞めるとどうなるか解説します。
目次
砂糖の種類
砂糖の種類
- 上白糖(じょうはくとう)
- グラニュー糖
- 白ざら糖
- 三温糖(さんおんとう)
- 中ざら糖
- 角砂糖
- 氷砂糖
- 液糖(えきとう)
- 和三盆(わさんぼん)
- 黒糖・黒砂糖
砂糖は、分みつ糖と含みつ糖の2つに分けられれます。
上白糖やグラニュー糖などの分みつ糖は、さとうきびやてん菜の搾り汁から糖みつを分離したものです。
糖みつは黒褐色の液体でミネラルを含んでおり、含みつ糖は糖みつが入っているので、黒糖などのように色の濃い砂糖が出来上がります。
分みつ糖は、ミネラルを含む糖みつを抜いているため、ショ糖の割合が多く、甘味がより際立つようになっています。
基本的に良くないとされるのは、精製された砂糖である分みつ糖です。
種類によって、特徴が異なり、様々な用途があります。
砂糖の摂りすぎで起こること
砂糖の摂りすぎで起こること
- がんや肥満などの慢性疾患になるリスクが上がる
- ビタミン・ミネラルの不足する
がんや肥満などの慢性疾患になるリスクが上がる
分みつ糖や果糖ブドウ糖液糖などの精製された砂糖が入った飲料水を飲むことで、がん・肥満・2型糖尿病・高血圧などのリスクをあげることが分かっています。
砂糖自体は悪者というつもりはありませんが、清涼飲料水を摂りすぎると慢性疾患になる可能性が高いため、間違いなく飲みすぎは良くないと言えます。
引用・参考
- BMJ 2019;366:l2408
- BMJ 2013;346:e7492
- BMJ 2015;351:h3576
- Adv Nutr. 2017 Nov 15;8(6):793-803
- JAMA. 2017 Mar 7;317(9):912-924
ビタミン・ミネラルが不足する
砂糖を摂ると、他の食べ物同様に消化吸収されます。
しかし、精製された砂糖にはビタミン・ミネラルが抜けている、ただの糖質であるカロリー源です。
つまり、砂糖を摂ってもカラダの中の補酵素を消費するのみで、ビタミン・ミネラルなどの補酵素の補給が出来ていません。
同じ甘いものでも、精製された砂糖ではなく、ビタミン・ミネラルを含んだ果物を摂ることが出来ると良いです。
砂糖を辞めるとどうなるか
砂糖を辞めるとどうなるか
- ビタミン・ミネラルが枯渇しにくくなる
- 腸内環境が悪化しにくくなる
ビタミン・ミネラルが枯渇しにくくなる
精製された砂糖は消化吸収する際に、ビタミンは多く消費されたり、ビタミンの吸収を阻害したりします。
それが無くなるため、ビタミンを無駄に消費したり、吸収がしやすくなるようになります。
また精製された砂糖を摂っていると、マグネシウム・カルシウム・カリウム・クロムなどのミネラルは尿中に流されやすくなってしまいます。
本来、尿細管にてミネラルは再吸収されて、カラダの中で再利用されています。
それが再吸収されることなく、尿としてカラダの外に流れやすくなります。
精製された砂糖を控えることで、ミネラルを再利用できるようになり、ただでさえ枯渇しやすいミネラルをカラダに残しやすくなります。
腸内環境が悪化しにくくなる
精製された砂糖は、腸内細菌の悪玉菌やカビ菌のエサになりやすくなります。
その結果、腸内環境が悪い方へ傾き、腸内環境が悪化します。
同じ糖質でも砂糖ではなく、玄米やさつまいもなどのしっかりとした主食を摂った方が、食物繊維を摂ることが出来ます。
食物繊維は、善玉菌のエサになり、善玉菌を増やしていくことができます。
甘いものを頻繁に摂るぐらいなら、玄米やさつまいもを摂るようにしていきましょう。
まとめ
まとめ
- 砂糖には糖みつを抜いた精製された分みつ糖と含みつ糖に分かれる
- 砂糖の摂りすぎは慢性疾患・補酵素不足を引き起こす
- 精製された砂糖は摂りすぎないようにする
今回は、砂糖の摂りすぎによって起こること・砂糖を辞めるとどうなるか解説します。
砂糖が完全に悪者かというと、精製された砂糖や果糖ブドウ液糖の摂りすぎが良くないです。
甘いものが辞められないと食べ続けるぐらいなら、しっかりとした主食を摂る習慣をつけていきましょう。