「糖質制限をしている」
「糖質って太るんでしょ?」
そんな方に必見の記事です。
今回は、なにかと悪者にされがちな糖質について解説します。
糖質は優秀なエネルギー源で、仕組みを知ることで糖質への見方が変わります。
糖質は悪者なのか?
私は、糖質は悪者ではないものだと考えています。
糖質が欠かせない理由
- カラダを動かすエネルギー源
- 筋肉の分解を防いでくれる
糖質は、カラダで一番最初に使われる栄養素です。
ヒトのカラダで糖質が不足してしまい、低血糖の状態になってしまうのは大変危険な状態です。
低血糖の状態になると、異常な空腹感から始まり、めまいがしたり、意識がもうろうとしてしまったりします。
そうならないように、血糖値が下がったときは、タンパク質や脂質を糖質として作り変える糖新生という働きがあります。
糖質が少ないと、筋肉を分解してアミノ酸を取り出して、血糖値を正常へ戻します。
そうすることで血糖値は正常に戻りますが、筋肉は分解されたままになってしまいます。
筋分解が起こると、筋肉量が減ってしまい、基礎代謝が落ちたり、スタイルが保てなくなったりするため、ダイエットにも不利益です。
糖質はヒトのカラダにとって、大切な栄養素ですので、悪者ではないと考えています。
糖質が代謝される仕組み
基本的にどんな糖質も、口や腸などの消化器官を経て、ブドウ糖へ変換されていきます。
その後、小腸で吸収されて、血中に糖が流れていきます。
糖質の使い道
糖質の使い道
- カラダの各所でエネルギーを発揮
- 筋肉や肝臓にグリコーゲンとして蓄える
- 体脂肪として蓄える
糖質はまず初めに、血中に糖として流れていき、筋肉や脳などでエネルギー源として活用されます。
その後余った分を蓄えるような形をとっていきます。
血中に流れている糖のままでは、蓄えることはできません。
そこで大事になるのが、インスリンの分泌です。
インスリンは、血中に流れた糖を細胞に運び込み、上がった血糖値を下げるような働きがあります。
ただ、インスリンにはどこの細胞へ運び込むか、優先順位が決まっています。
優先順位(インスリンヒエラルキー)
筋肉 > 肝臓 > 脂肪
まず初めに、筋肉に運ばれ、筋肉が十分なら肝臓、そこもいっぱいなら脂肪へと糖を運んでいきます。
ここで重要なのが、筋肉も肝臓もいっぱいの状態だと、体脂肪として蓄える動きになってしまうというところです。
また、体脂肪が多い人はこの優先順位が崩れてしまって、体脂肪へ運び込まれる優先順位が高くなってしまいます。
目安としては、体脂肪率15%以上の人は、徐々に体脂肪へ運ばれる割合が高くなると考えると良いです。
糖質を代謝するのに重要な補酵素
糖質をエネルギーとして、代謝する際には代謝酵素という体内で作られる酵素が働きます。
しかし、酵素が働くためには、ナイアシンやビタミンB1やB2などの補酵素が必要不可欠です。
特に必要とされるのはビタミンBです。
ただ、ビタミンは単体ではなく、連動して働きますので、マルチビタミンやミネラルが必要です。
画像引用:大塚製薬 エネルギー生産とビタミンB群より
上記の画像のように、青枠の部分でビタミンBが働いています。
これだけの数が必要になりますので、ビタミンBの重要性がわかりますよね。
ビタミンBを集中して摂るなら、ビタミンB-50コンプレックスがおすすめです。
まとめ
まとめ
- 糖質は悪者ではない、摂り方次第
- 摂りすぎエると、筋肉 > 肝臓 >脂肪 の順番で栄養を運ばれる
- 糖質の代謝にはビタミンが必要不可欠です。
今回は、なにかと悪者にされがちな糖質について解説しました。
糖質を摂るのも摂り方次第です。
結局は消費カロリー>摂取カロリーが大前提なので、ご自身のお腹やカロリーの具合としっかり相談しましょう。