「タンパク質ってどんなもの?」
「肉と大豆でどんな違いがある?」
そんな方に必見の記事です。
タンパク質はヒトのカラダに欠かすことが出来ない栄養素で大きく2種類に分けられます。
今回は、同じタンパク質でも動物と植物性でどのような違いがあるか解説します。
タンパク質とは
タンパク質とは、ヒトのカラダを作るために重要な構成成分の1つです。
人体は、水分が60%と1番多い割合を占めておりますが、その次にタンパク質が15%を占めます。
タンパク質は、筋肉や臓器、肌、髪、爪などの材料として使われるだけでなく、ホルモンや代謝酵素、免疫物質などにもなります。
全ての動物や植物の細胞を構成する主要な成分であり、肉・魚・卵・豆などの食品成分にもなります。
大きくタンパク質は、肉や魚などの動物性タンパク質・穀類や豆類などの植物性タンパク質の2種類に分けられます。
動物性タンパク質
動物性タンパク質は、肉・魚・卵・乳製品などの動物性食品に含まれるタンパク質です。
動物性タンパク質は、カラダに必要な必須アミノ酸を含んでおり、ヒトのカラダに合う良質なタンパク質になります。
特に全卵は完全栄養食とも言われ、タンパク質の基準となるプロテインスコアが満点の食材です。
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植物性タンパク質
植物性タンパク質は、穀類・大豆・野菜などに含まれているタンパク質です。
植物性タンパク質は、動物性タンパク質と比較すると必須アミノ酸は不足しているものが多いです。
それとは別に、大豆に多く含まれているのがサポニン・イソフラボンといった抗酸化作用を促進させたり、ホルモンバランスを保つ成分を含んでいる食材もあります。
動物性と植物性の違いは?
動物性タンパク質と植物性タンパク質の違いは、アミノ酸のバランスです。
動物性タンパク質は、必須アミノ酸のバランスや含有量が豊富で、ヒトのカラダに合ったタンパク質になります。
そのため、体内の吸収率が高く、動物性タンパク質は97%、対して植物性タンパク質は84%です。
動物性タンパク質は吸収が速く、運動後の栄養補給などに適したタンパク質になります。
対して植物性タンパク質は、必須アミノ酸が不足しているものもあり、吸収も穏やかなタンパク質です。
動物性と植物性どっちがいいの?
動物性タンパク質は必須アミノ酸が多く含まれていて、植物性タンパク質は必須アミノ酸が不足しているものがあると先述しました。
これだけ聞くと動物性タンパク質が優れていると感じますが、どちらにもメリットもあればデメリットがあります。
動物性タンパク質は必須アミノ酸を多く含んでおり、吸収が速い利点がありますが、老化を早めたり、摂り過ぎると腸内に負担をかけてしまうタンパク質です。(特に肉)
植物性タンパク質は必須アミノ酸が不足しているものもありますが、腸への負担をかけにくく、バランスよく食材を組み合わせることで必須アミノ酸を補うことが出来ます。
腸内環境への負担を考慮すると、魚や大豆などのタンパク質を中心に摂りながら、肉は週1~2回に収めることが、若々しく健康でいる食事バランスになります。
まとめ
まとめ
- タンパク質は、ヒトのカラダを作るために重要な構成成分の1つ
- 動物性は吸収が速く必須アミノ酸が多い、植物性は吸収が穏やかで必須アミノ酸が足りないものもある
- 魚や大豆などのタンパク質を中心に摂りながら、肉は週1~2回に収める
今回は、同じタンパク質でも動物と植物性でどのような違いがあるについて解説しました。
タンパク質は大きく2種類に分けられますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
どちらかに偏ってしまうことがなく、バランスよく食事を摂っていくことが大切になります。