「小麦はカラダに悪いの?」
「パンは太る?」
そんな方に必見の記事です。
パン・パスタ・洋菓子・餃子などあらゆる食べ物にグルテンという小麦タンパク質が含まれています。
今回は、グルテンは何が悪いとされているのか、またダイエットに与える影響について解説します。
グルテンとは?
グルテンは、小麦粉に含まれるグルテニンとグリアジンの2種類のタンパク質が繋がったものになります。
小麦粉が使われている食べ物には全て含まれており、意外な食材もグルテンが入っています。
グルテンを含む食べ物
- 炭水化物:パン・パスタ・うどん・そば(10割以外)など
- お菓子:洋菓子・スナック菓子
- 加工食品:餃子の皮・シュウマイ・パン粉
- 調味料:カレーやシチューのルー・ドレッシングやしょうゆなどの一部
グルテニンとグリアジン
グルテンとは、グルテニンとグリアジンの2種類が繋がったものです。
グルテニンは引っ張ると元に戻ろうとする弾性があります。
グルテンの影響は基本的にグリアジンによるものです。
グリアジンは、べとべとする粘性と伸ばすことが出来る伸展性のあるタンパク質で、プロラミンというタンパク質の1種類です。
小麦以外にもプロラミンを含むタンパク質があり、それらはグルテンに似た作用があります。
つまり、グルテンフリー食品とはプロラミンを含まない食品のことを言います。(一部を除く)
プロラミンの種類
- 小麦のグリアジン
- 大麦のホルデイン
- ライ麦のセカリン
- オート麦のアベニン
- グルテニンを含む食品
グルテンが悪いのはなぜ?
グルテンの内、グリアジンがグルテンの影響の大半を占めると先述しました。
グリアジンは、グリアジンの未消化ペプチド成分が、まわりまわって腸の柔毛にあるタイトジャンクションを分解してしまいます。
タイトジャンクションは接合因子で、未消化物や細菌などの侵入を防ぎます。
グリアジンによって接合因子を壊してしまうため、未消化物や細菌が血管へ入ってしまい、腸内が炎症を起こしてしまいます。
腸内が炎症を起こすと、腸内環境が悪化し、栄養の吸収が悪くなります。
その結果、肥満の原因になってしまいます。
グルテンフリーダイエット
グルテンフリーダイエットが海外では流行っています。
しかし、このダイエットは減量という意味ではなく、グルテンを含む食べ物を無くす食事法になります。
グルテンを抜いたからといって、痩せるという根拠は見つかっておりません。
ただ、グルテンによるタイトジャンクションの破壊の症状であるセリアック病やグルテン不耐性を解消出来て、痩せるということはあります。
その他にも、小麦粉を含む食材で高カロリーな洋菓子や揚げ物などを控えたことにより、低カロリーになったから体脂肪が落ちたということは考えられます。
基本的には、まず第一に小麦製品を摂って調子が悪くなる人は一度2週間のグルテンフリーを行ってみましょう。
その結果、体調が良くなったり体重が減ったようでしたらグルテンがカラダにあっていない可能性が高いです。
そんな変化が出る方は、グルテンを抜くことをおすすめします。
まとめ
まとめ
- グルテンは意外な食材にも入っている
- グルテンは腸内で炎症を起こし、腸内環境を悪化させる場合がある
- グルテンを抜いたから痩せる訳ではないが、グルテンフリーが合う人もいる
今回は、グルテンは何が悪いとされているのか、またダイエットに与える影響について解説しました。
結論としては、一度グルテンフリーダイエットを2週間行ってみて、体調が良くなる人はグルテンフリーを積極的に行うべきだと考えられます。
腸内環境を良好に保つことは痩せることに繋がるため、一度グルテンフリーを試してみてください。