「食事量はどのぐらいにしたらいいの」
「腹八分目にした方がいいのはなぜ?」
そんな方に必見の記事です。
日本のことわざには食生活の基本となる考えがあります。
今回は、江戸時代から伝わる腹八分目に医者いらずについて解説します。
「腹八分目に医者いらず」とは
「腹八分目に医者いらず」の意味は、満腹になるまで食べないで八分目くらいで抑えておけば健康に良いという意味です。
暴飲暴食を戒めていうことわざで、この言葉には続きがあります。
「腹八分目に医者いらず、腹六分目で老いを忘れる、腹四分目で神に近づく」となるそうです。
世界中でこの言葉に似たような言葉があり、腹八分目を意識することは良いと考えられています。
腹八分目とはどのくらい?
腹八分目というのは抽象的なので、分からないという方も多いと思います。
食事を進めるうちに、まだ食べられるなと感じて食べ進めると、食べ終わったときに思ったよりもお腹いっぱいになるときがあると思います。
これは満腹中枢が作用されるまでに約20分ほどかかると言われているためです。
早食いをしてしまう人は、満腹中枢が作用するまでにドンドン食べ進めてしまうので、いざ食事が終わったらお腹が一杯だったという状態になります。
満腹中枢の兼ね合いから、少しお腹が膨れてきたなと感じた後にあと数口ぐらいに抑えるようにしましょう。
腹八分目に抑えるためのポイント
腹八分目に抑えるポイント
- ゆっくりと時間をかけて食べる
- 食べる量をあらかじめ決める
- 食物繊維の量を増やす
ゆっくりと時間をかけて食べる
食べ過ぎを防ぐためには、満腹中枢が作用する前にガツガツ食べないようにすることが大事です。
満腹中枢が作用するまで約20分ほどかかると言われているため、ゆっくりと噛んで食べることが大切です。
まずは頬が膨れるほど1口で食べない・1口で50回~噛むことなどを決めて食べ進めましょう。
1口食べるごとに、箸をおいてひと段落つけることも良いことです。
食べる量をあらかじめ決める
食べる量をあらかじめ決めておくことも食べ過ぎ防止には重要です。
例えば、おかずが大皿に乗っていて、そこからそのまま食べている人の場合、自分がどのぐらい食べているのか把握することは難しくなります。
量が決まっていないと、食べ過ぎてしまいやすくなります。
食事をする前に、お皿に取り分けるようにして、あらかじめ量を決めましょう。
食物繊維量を増やす
食物繊維を増やして、食材の量をかさ増しする方法も、お腹を満たすためには重要な手段です。
たくさん食べたいという場合は、食物繊維の量を増やしましょう。
まとめ
まとめ
- 腹八分目に抑えるのは健康やダイエットに有効
- 満腹中枢が作用するまで約20分
今回は、江戸時代から伝わる腹八分目に医者いらずについて解説しました。
腹八分目に抑えることは、カラダに負担を軽減し、健康やダイエットに有効です。
昔から世界中で言われていることわざを参考にして、食生活を整えましょう。